エアクリーナー

プラグ

エンジンオイル

タイヤ

  ブレーキ

  灯火類

 

 

 

 

 

   ZZ−R400N/600E

 

メンテ難易度(上)

メンテ頻度(下)

備考

エアクリーナー編

☆☆

☆☆☆☆

タンク外し含む

プラグ編

☆☆☆☆

☆☆☆

 

キャブレター編sign_underconstruction.gif

☆☆☆☆☆

 

エンジンオイル編

☆☆☆☆☆

オイルエレメント交換含む

灯火類編

☆☆

ヘッドライト、メーター球

チェーン編sign_underconstruction.gif

☆☆

☆☆☆☆

 

タイヤ編

/

銘柄の紹介のみ

ブレーキ編

☆☆

☆☆☆☆

パッドの交換のみ(只今Rのみ記載)

注1)無断転載禁止!

注2)これは、ZZ-R400Nおよび600Eに関する日常的なメンテの案内です。バイクメンテの一般的な知識、および専門的な箇所は省いています。

注3)「メンテ難易度」の基準は、日常的なメンテが基準となっています。

注4)現在、ZZ-R400Nおよび600Eのみとなっています。求む!400K・600D・250の協力者!

 

・他に、ZZ-R400/600のメンテナンスを詳しく載せているページを紹介!ヨネ吉も参考にしてます!

 

←りうばいさんのページ

 

←ねこさんのページ

 

   

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エアクリーナー編

 

用意するもの〜

・新しい(もしくは洗った)エアクリーナーフィルター

・8o/10o/12oのラチェットレンチ(もしくはそれに類するもの)

・ラジオレンチ

・+ドライバー

 

1.シートを外す

シートカウル横のキーで取り外せます。

2.タンクを外す。

【1】8oナット 【2】+ネジ 【3】12oナット

 まず、【1】と【3】のナットを外します。ともに長めエクステンションバーを使ったラチェットレンチがあると楽です。特に、【3】のナットは落下する危険があるので注意が必要です。【2】はプラスネジで。

 次に、左側にある燃料コックをOFFにします。そして、シートカウルとタンの接合部を外します(引っ張れば簡単に外れます)。シートカウルは、完全に外したほうが作業がしやすいですが、上記の2点を外しただけでもOKです。

 そして、左側のシートカウルとタンクの隙間から、ラジオペンチを使って、燃料コックから出ている上側のホースを外します。

 次に、タンクを写真のように載せ、燃料コックセンサーを外します。

 それが終了したら、タンクを安全な場所へ保管してください(逆さにしないこと。火気の近くには置かないこと)。

3.エアクリーナボックス・カバーの取り外し

【1】10oナット【2】クランクブリーザーホース留め具

 【1】のナットを外していきます。外す順番は特にありません。

 【2】の留め具を、ラジオペンチを使って外し、ブリーザーホースを外します。

【1】、【2】ともこの場合は関係ありません。

カバーを外すと、フィルターとそれを抑えている白い枠が見えます。

フィルターは、だいたいこんな感じで汚れています。新品に交換するか、洗浄されたフィルターに交換します。

 新品のフィルターの場合、最初からオイルが塗布されていますのでそのままつけてください。洗浄したフィルターの場合、オイルを塗布する必要があります(エンジンオイルで可)。塗布する量は、僅かで構いません。

4.組み直し

【1】10oナット【2】クランクブリーザーホース留め具

ブリーザーホースを取り付けます。

【1】のナットを締めます。この際の締め付け具合に注意。きつく閉める必要はありません。さらに、7本全部を一度仮止めした後に本締めを行ってください。

 タンクを左写真のように載せ、燃料センサーコネクターを装着します。

5.タンクを着ける

【1】8oナット 【2】+ネジ 【3】12oナット

 タンクを元の場所に戻し、燃料コック部のホースを取り付けます。次に、【3】のナットを締め、仮止めします。そして、【1】のナットをねじ込みます。この際、穴の箇所があっていない場合がありますが、ちょっと強引にねじ込んでください。あと、こちらも閉めすぎに注意。それができたら、【3】のナットを本締めします。

 次に、タンクとシートカウルを取り付けます(押せば付きます)。そして、【2】のネジを締めてシートをつければ完了です。

 エアクリーナーフィルターは、大体5000kmも走れば汚れてきます。そうなると、吸気量が減ってしまい、出力低下、レスポンスの低下、アイドリングの不安定に繋がり、そのままほって置くとキャブの詰まり、エンジントラブルなど重大なトラブルになりかねません。頻繁にメンテすべき箇所といえるでしょう。

 

車両提供者:「すず」さん

 

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プラグ編

 

用意するもの〜

・交換する場合はプラグ

・プラグレンチ(16o・積載工具のもので可)

・8o/10o/12oのラチェットレンチ(もしくはそれに類するもの)

・ラジオレンチ

・+ドライバー

 

 

☆エアクリーナーボックス・カバー取り外しまでは、「 エアクリーナー編 」参照

 

1.エアクリーナーボックスを取り外す

【1】10oナット(ワッシャー付き)【2】ゴムキャップ

 まず、エアクリーナー、金網を取り外します。

 

 ゴムキャップを取り外し、その穴からレンチを通し【1】のナットを緩めます。プラスドライバーでも可能ですが、安全性を考え、レンチを使ってください。

 エアクリーナーボックスを外すときは、ちょっと力を入れながら後ろにずらし、浮かせていきます。エアクリーナーボックスがある程度外れてきたら、下部両側面前方にあるホースを外したほうがいいでしょう。

2.イグニッションコイルを取り外す

【1】エアベントホース取付金具【2】10oナット

 まず、【1】の金具をラジオペンチで緩め、ホースを外してください。

 次に、イグニッションコイルを留めているナットを外します。イグニッションコイルは、このままでは車体から完全に外せませんが、これで構いません。

3.プラグキャップのを取り外す

○印:プラグキャップ

 左から、1番、2番、3番、4番プラグと呼びます。1番と4番は左のイグニッションコイルに、2番と3番は右側のイグニッションコイルと繋がっています。

 

 まず、プラグキャップを引っこ抜きます。この際、プラグコードではなく、プラグキャップを摘んで抜いてください。引き抜く順番は特にありません。

4.プラグを取り外す

写真では、ラチェットレンチ、エクステンションバーにプラグレンチソケットをつけて使用していますが、純正(車載工具)のプラグレンチでも構いません。

 まず、周辺をきれいにしてください。

 プラグレンチをプラグホールにいれ、取り外します。取り外す順番は特にありません。普通のプラグレンチの場合、プラグが完全にネジ部から外れたらそのままプラグレンチに引っ付いて抜き取れます。

 

 プラグは、つけていた場所を覚えておきましょう。1番から4番までを順々に並べてみてもいいでしょう。プラグを見れば、そのシリンダーやキャブの調子がわかります。

 

 また、プラグホールにはゴミ等を落とさないよう、細心の注意を払ってください。

5.プラグを取り付ける

トルクレンチがあれば楽なのですが・・・。

 プラグをプラグレンチに取り付け、まっすぐにプラグ穴に入れて行き、締めます。このときの締め付け具合ですが、手締めで、新品プラグの場合、固くなってから1/2〜1回転、再利用プラグの場合、固くなってから1/4回転ぐらいでOKです。締め付けすぎてナメてしまうと大変なことになります(アルミは意外と脆いのです)。逆に緩過ぎるのもいけません。慎重に行ってください。

 

6.プラグキャップ、イグニッションコイルを取り付ける

【1】エアベントホース取付金具【2】10oナット

 プラグが完全に取り付けられたら、プラグキャップをはめます。この時、「カチ」と小さな音がするまで完全に押し込んでください。また、プラグキャップのはめる箇所にも注意してください。

 

 次に、外したときと同じ要領で、イグニッションコイルを取り付けます。また、【1】のエアベントホースはまだ付けないようにしてください。

7.エアクリーナーボックスを取り付ける

ここがもっとも難所といえるかもしれません。

 まず、右側のインナーカウルを外したほうが比較的楽に作業が行えますので外してください。

 

 次に、先に外した下部両側面前方のパイプをボックスに取り付けた後、ボックスと左側のエアダクトパイプを完全に取り付けます。この時、キャブ側とボックス側が干渉して取り付け位置まで持ってくるのが困難ですが、ちょっと力をいれて強引にやってみましょう。

 左側のエアダクトパイプが完全に取り付けられ、キャブとの干渉もなくなり定位置にボックスが来たのを確認したら、今度は右側のエアダクトパイプをはめます。

 この時、左の写真のように、ダクトパイプ側を手前に引き、ボックス側を押してはめるようにします。ここも、少し力と強引さ、あとコツが必要です。がんばってトライしてください。

○印:イグニッションコイルのコネクター

 両側のエアダクトパイプが完全にはめ込まれ、ボックスが低位置に来たら、○印のイグニッションコイルとコードのコネクターを確認してください(両側とも)。ここのコネクターが外れているようでしたら、ラジオペンチを使って取り付けてください。

【1】10oナット(ワッシャー付き)【2】ゴムキャップ

 イグニッションコイルを確認したら、次にエアベントパイプ(右側の金具)を取り付け、【1】のナット、【2】のゴムキャップを取り付けてください。ここもですが、締めすぎによるナメには注意してください。また、【2】のゴムキャップを忘れがちです。こちらも注意。

 

☆以下、「 エアクリーナー編・4.組み直し 」を参照。

 

 プラグは、エンジンコンディションを見るうえで、もっとも重要な箇所といえます。「エンジンが不調→まずはプラグを見ろ」とまで言われほどで、それだけに、日ごろからメンテをしておきたい箇所でもあります。プラグの交換時期は、一般的に8000km。イリジウムなどは12000km以上持つといわれています。4気筒で、容量の大きいエアクリーナーボックスとツインスパーのようなフレームを持っているZZ-R400N/600Eでは、比較的面倒なメンテですが、しっかりと行っていきたいですね。

 

車両提供者:「すず」 「ヨネ吉」

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オイル編

 

用意するもの〜

・オイル/オイル交換のみの場合・2.8L/エレメントも交換する場合・3.2L

・10o/17oのラチェットレンチ(もしくはそれに類するもの)

・ラジオレンチ

・+ドライバー

・廃油捨て容器(オイルパックリ、廃油ポイなど)

・フィルターレンチ(エレメント交換のときのみ)

 

オイル交換のみ場合、アンダーカウルを外す必要はありません。

1.アンダーカウルを外す

 

 エレメントも交換する場合、アンダーカウルを外す必要があります。

 まず、上の写真のネジを外します。次に、カバーを前方向にずらすと外せます。ハンドルを右か左一杯に切っておくと良いでしょう。

 

 カバーが外れたら、カバーに隠れているネジ(下の写真)を外します。○の箇所には二つのネジがありますが、外すのは上側だけで構いません。次に、アンダーカウル真下にある10mmナット×2本を外します(10mmナット(裏側))。

 そうすると、上の写真のネジ部の穴にアンダーカウルが引っかかっている状態となりますので、下に落とさないよう慎重に外します。

2.エンジンオイルを抜く

【ドレンボルト】17mm

 アンダーカウルが外れたら、オイルキャップを外します。ラジオペンチがあると楽です。次に、ドレンボルトの下に廃油受け(廃油ポイ・オイルパックリetc)を用意し、ドレンボルトを外します(ラチェットレンチがあると楽です)。

 ドレンボルトを緩めていくとオイルが噴出してきます。コツとしては、ドレンボルトを押さえつけながら緩め、外れたなと思ったらサッと外してしまいましょう。

 

 オイルが完全に抜けるまで時間がかかります。特にしっかりと暖気しておかないと、なかなか抜けません。

 

 

3.エレメントを外す、取り付ける

エンジンオイル交換のみ場合は、この作業は必要ありません

 

 

 

 

 

 

 

 エレメントにカップ状のフィルターレンチを取り付け、回します。このとき、フィルターレンチはスパナかめがねレンチで回したほうがいいでしょう。ラチェットレンチの場合、オイルクーラー取付金具(600専用部品だが、400にもステーのみが取り付けられている)が邪魔で、使いにくいと思われます。

 画像では、17mmスパナと書いてありますが、これはフィルターレンチの種類によって違いますので各自でご確認ください(だいたいは17mmで統一されているのですが・・・)

 回す方向は通常通り、右回しが緩み、左回しが締めです。

 

 取り外していくと、オイルがこぼれます。オイル受けを用意してください。

 

・取り付け

まず、新品フィルターのゴムリング(縁)に、エンジンオイルを塗ってください(指でなぞる程度で構いません)。そして、外すのと逆の要領で取り付けます。しっかりと取り付けてください。

 オイルエレメントを外した際にこぼれたオイルが、エキパイなどに付着しています。ステンやチタンなど社外品エキパイを装着している人は、拭いておきましょう。

4.エンジンオイルを入れる。

 古いエンジンオイルが完全に抜け切ったら、ドレンボルトを締め、オイル注入口より新しいエンジンオイルを注ぎます。

 エンジンオイルの量は、エンジンオイル交換のみの場合で2.8L、エレメントも交換すると3.2L必要となります。

 オイルを入れていくと、2L半ばぐらいからオイルレベルゲージ(点検窓)のオイルが上昇し始めます。真ん中あたりに来たら、注ぐのを中断し、オイルキャップを締めてください。次にエンジンをかけ2〜3分アイドリングを行い、エンジンを止め2〜3分そのまま放置してください。最後に、点検窓をみてエンジンオイルが規定量(中央)に達しているかどうか確認してください。足りなければ注ぎ足してください。

 

ワンポイント@

エンジンオイル交換のみの場合は、アイドリング前と後ではそれほど量に違いがありませんが、エレメント交換も同時にした場合、足りない場合がほとんどですので注意しましょう。

 

ワンポイントA

エレメント交換をした場合、アイドリング中にエレメント付近からオイルが漏れていないかどうかを確認したほうがいいでしょう。漏れていた場合は、エレメントを増し締めしてください。

5.アンダーカウルetcを取り付ける。

 取り外したときと同じ要領です。注意するとすれば、必ずカバー取り付けネジ穴両側にカウルを取り付けてから、ネジをつけてください。先にネジをつけて固定しようとすると、場合によってはカウルを破損してしまいます。

 エレメントを外した際にこぼれたエンジンオイルを吹かなかった場合、エンジンをかけて暫くですが、エンジンオイルが蒸発し煙と臭いを放ちます。特に問題は無いのでビビらないでください。

 

 廃油受け(廃油ポイ・オイルパックリなど)にいれた廃油は、自治体のゴミ分別にしたがって処分してください。

 

 バイクに乗っていて、もっとも頻繁に行われ、最も身近なメンテナンスと言えばエンジンオイル交換でしょう。つまりそれは、最も大事なメンテナンスともいえます。ZZ-R400/600ではメーカー推奨は6000kmで交換とありますが、やはり3000kmで交換、エレメントはエンジンオイル2回に1回の交換というサイクルが妥当だと思われます。また、エンジンオイルは酸化しますので、距離は走っていなくてもある程度の時間が経っていれば要交換となります(少なくとも、ワンシーズンが限度と考えてください)。

 

ZZ-R400にお勧めのエンジンオイルは?

 よく聞かれる質問ですが、特にありません。普通のバイクの使用範囲では、エンジンオイルのグレードの高低も含め、銘柄選びはオーナーの好き嫌いの範囲でも構わないと思います。ただ、やはり共通でいえるのは二輪車専用のエンジンオイルを使用すること。車用のエンジンオイルは、クラッチ滑りなどの原因となる可能性があります。これは、ZZ-R400/600だけに言える事ではありませんが、二輪のスポーツエンジンは基本的に高回転型です。車などで使われる「安いオイル」は避けたほうがいいでしょう。

 

エンジンオイル交換のみは、所要時間数十分(慣れれば10分でも)、必要な道具も僅かです。さぁ、レッツトライ!

 

 

車両提供者:「ヨネ吉」

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灯火類編

 

【ヘッドライト】

用意するもの〜

・プラスドライバー

・H4ヘッドライトバルブ

 

 まずはじめに言っておきますと、ZZ-R400サービスマニュアルには、アッパーカウルを外すように載せてありますが、実際には外す必要はございません。また、このページでは説明のために、メーターを外してありますが、その必要もございません。もちろん、メーターを外すと作業はグンと楽になりますが・・・。

1.

○印:+ネジ

 アッパーカウル下のカバーを外します。プラスドライバーで4つのネジを外すだけです。

2.ダストカバーを外す。

 実際には、ここからは手探りの作業となります。ここでは、説明を補足するためにもあえてメーターを外してあります。

 

 まず、ゴム製のダストカバーを外します。カバー下部には取っ手がありますので、それを引っ張ります。

 次に、コネクターを外します。留め具は無いので引っ張るだけです。ただし、絶対にコードをつかんで引っ張らないでください。

3.フックを外す。

フックを外した後↓

 ダストカバーとコネクターを外したら、次に針金状のフックを外します。向かって左側にフックの留め部分がありますでの(図の指先の部分)、そこを押すと外れます。

 

 フックが外れると、バルブが簡単に外れます。バルブは、絶対にガラス部分は触らないでください。

 

 あとは、新しいバルブを逆の手順で取り付けていきます。

 ヘッドライトバルブは、一灯式に多いH4タイプを使用しています。このタイプの特徴は、LOWビーム用とHIGHビーム用のフィラメントを同じガラス内に持っていることで、このバルブ一つでHIGHビームとLOWビームを使用できるようになっています。逆に言うと、どちらかのフィラメントが切れただけでバルブごと交換ということになります。

 

 寿命は様々で、長く持ったり極端に短かったりと一概には言えません。また、微振動に弱い四輪用のバルブでも長く持つことがあります。だいたいは、LOWビーム側が先に切れるようです。

 

もしツーリング中にLowビームのバルブが切れたら?

 予備のバルブが無いようでしたら、光軸を下げる方法があります。光軸を下げ、HighビームをLowビームとして使います。やり方は簡単で、ヘッドライトケース左側につまみがありますのでそれを右に回すだけです(何も外す必要はありません)。もちろんこれは緊急ですので、新しいバルブが手に入ったらすぐに交換してください。また、光軸も元に戻してください。

 

車両提供者:「ヨネ吉」 「ちびたぬき」さん

【メーター球】

用意するもの〜

・プラスドライバー

・レンチ/10mm

・新しいメーター球/(メーターライトの場合はT10ウェッジタイプ・WB11、その他の場合はWB12)

・ラジオペンチ

・古いパッド

1.スクリーン、インナーカウル(両側・センター)を外す。

【1】+ネジ

 まず、スクリーンと両側のインナーカウルを外します(説明は省きます)。次にセンター・インナーカウルを外します。【1】のネジを外すだけです。

2.メーターケースを外す。

矢印の部分のナットを外します(両側)。次に、メーターケースを浮かして、スピードメーターケーブルとコネクターを外します(下側写真)。スピードメーターケーブルは、ラジオペンチを使うと外しやすいです。

3.ブラケットを外す。

 メーターケースが車体から外れたら、次にブラケットを外します。メーターケースはこう見えても精密パーツですので、乱暴に扱わないでください。

4.メーターケースからバルブを外す。

@メーターライト/12V 1.7W

Aターンシグナルインジケーターライト/12V 3.4W

Bニュートラルインジケーターライト/12V 3.4W

Cハイビームインジケーターライト/12V 3.4W

D油圧警告灯/12V 3.4W

 ゴム製のソケットを外します。この際、コードを持って引っ張らずに、ソケットを持って外してください。

5.ソケットからバルブを外す。

 メーター内のバルブはヘッドライトバルブほど慎重に扱わなくても構いませんが、基本的には汚さないでください。写真のバルブは切れていませんが、それでも時間が経って焼けてきています(新品は透明です)。こうなると暗くなります。

 このバルブはウェッジタイプと呼ばれるもので、ソケットに差し込むだけでOKです。

 メーター内のバルブは、特にターンシグナル、ニュートラル、ハイビーム、油圧警告灯はほとんど切れません。メーターライトがたまに切れることがあるようですが、切れたとしても周囲の人に迷惑を及ぼすものではないので、慌てる事でもないでしょう。

 12V 3.4Wのバルブは自動車用パーツショップでも売っていますが、1.7Wのバルブは二輪パーツショップぐらいでしか売ってないようです。

 

車両提供者:ヨネ吉

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ブレーキ編

 

【リアブレーキ】

用意するもの〜

・六角レンチ(ヘキサゴンレンチ)

・ラジオペンチ

・モンキーレンチ(あれば楽)

・ブレーキパッド

・マイナスドライバー

1.キャリパーを車体から外す。

ボールポイントタイプを使うと楽です↓

 【1】のナットを、六角レンチを使って外します。固着している可能性があるので、CRCなどの潤滑油を使った方がいいでしょう(ローターにかからないように注意)。

 図のようにボールポイントタイプの六角レンチを使うと思ったよりはかどります(固着している場合は避けたほうが無難です)。

2.クリップとパッドピンを外す。

 【1】のクリップをラジオペンチで外した後、パッドピンを引き抜きます。そうすると、ブレーキパッドも外れます。

3.ピストンを洗浄する。

 パッドを外したら、ピストンを洗浄しておきます。必須作業ではありませんが、後々のトラブルを回避するためにもやっておいたほうが良いでしょう。

 

 まず、ブレーキペダルを踏みます。そうするとピストンがキャリパーから出始めます。このとき注意してほしいのは、ペダルを踏みすぎてキャリパーからピストンを外してしまうことです。絶対にピストンを外さないでください。外すとエア抜き作業を行わなければいけません。

 慎重にピストンを押し出し、そしてパーツクリーナー等を使って綺麗に洗浄してください。

4.ブレーキパッドの面取り作業

 新しいブレーキパッドの角を取ります。グラインダーを使うと楽ですが、鉄ヤスリでも構いません。パッドの角、特に左右の角を中心に削ってください。削る程度は写真ぐらいで構いませんが、もうちょっと削ったほうがいいかもしれませんね。

 

 面取り作業を行っておかないと、パッドが偏磨耗してしまいます。あと、パッドの素材には発癌物質が含まれているものもあります。削りクズを拡散させないよう注意してください。

5.パッドを取り付ける。

 まず、押し出されたピストンを元に収める必要があります。古いパッドを仮組みして、二枚の隙間にマイナスドライバーを差し込んで、捻ったりして隙間を広げます。完全にピストンが戻らないようであれば、もう数枚古いパッドを追加して同じ作業を繰り返します。

 

 新しいパッドを仮組し、その隙間が写真(下)ぐらいに広がるぐらいまでピストンが戻ったら、パッドピン、クリップを取り付け、二枚のパッドの間にブレーキディスクがくるように、キャリパーを車体に取り付けてください。車体に取り付けるときは、ボルトをしっかりと固定してください(走行中緩んだりすると大変なことになります)。

 

 また、完全に取り付けた後、ブレーキペダルを数回踏んで当たりが出るようにしたほうが吉です。

 リアブレーキパッドは、車両状態や使用状況、パッドの種類にもよりますが、3000km〜5000kmぐらいが目安でしょう。フロントと違って、リアは容易にパッド残量が確認できますので、オイル交換をした際にでも確認したほうが良いでしょう。使用限度は1mmとサービスマニュアルには記載されていますが、偏磨耗をしている場合は、それではすで遅い可能性もあります。2mmぐらいになったら一度、全角を見て偏磨耗しているかどうか確認したほうがいいかもしれませんね。

 

 

車両提供者:ヨネ吉

 

 

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タイヤ編

 

ここでは、ZZ-R400/600に装着が可能なタイヤの銘柄のみを紹介します。取り付け作業は一般的なメンテの範囲ではないと判断します。 

 

ダンロップ

D208/D207

ビッグバイク用スポーツタイヤ

 

170/60ZR17 MC(72W)

160/60ZR17 MC(69W)

120/60ZR17 MC(55W)

D220ST

ビッグバイク用ツーリングタイヤ

 

160/60ZR17 (69W)

170/60ZR17 (72W)

120/60ZR17 (55W)

GPR-70SP

ミドルバイク用ハイグリップタイヤ

 

160/60R17 69H

120/60R17 55H

GPR-80

ミドルバイク用スポーツタイヤ

 

160/60R17 69H

120/60R17 55H

ブリジストン

BT-010

ビッグバイク用スポーツタイヤ

 

170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

BT-020

ビッグバイク用ツーリングタイヤ

 

170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

BT-56/57 

ビッグバイク用スポーツタイヤ

 

170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

BT-54

ビッグバイク用ツーリングタイヤ

 

170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

BT-090

ミドルバイク用ハイグリップタイヤ

 

160/60R17 69H

120/60R17 55H

BT-92

ミドルバイク用スポーツツーリングタイヤ

 

160/60R17 69H

120/60R17 55H

IRC(井上ゴム)

Protech SP11

ビッグバイク用スポーツツーリングタイヤ

 

170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

 

ミシュラン

  PILOT RACE H2

ビッグバイク用レースタイヤ

 

 170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

  PILOT RACE

ビッグバイク用ハイグリップタイヤ

170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

  PILOT SPORT

ビッグバイク用スポーツタイヤ

 

170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

 

  PILOT ROAD

ビッグバイク用スポーツツーリングタイヤ

 

170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

MACADAM100X

ビッグバイク用ツーリングタイヤ

 

170/60ZR17(72W)

160/60ZR17(69W)

120/60ZR17 (55W)

 

 

 ここでの、「ビッグバイク用」とは、スピードレンジがオーバー200km/hクラス、つまり逆輸入車のことをさしています。ZZ-R400は400ccですが、ご存知の通り設計は600クラスがベースです。つまり、重量的にはビッグバイク用のタイヤが好ましいが、馬力的にビッグバイク用だともったいない、と言うことになります。性能的には、ビッグバイククラスのタイヤを使用してもまったく問題ないと思われますが、コストの面で割に合わない、と言う事になるんでしょうか・・・。

 あと、ZZ-R400/600のリアホイールサイズだと、、標準の160サイズはもちろん、170サイズも可能です。600ならともかく、400に170サイズはデメリットのほうが大きすぎると感じますが・・・。

 

参考:ダンロップ(住友ゴム)、ブリジストン・バトラックス、IRC(井上ゴム)、MICHELIN

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